生存と心

L. ロン ハバードは、『ダイアネティックス』の中で「心の目的は、生存に関わる問題を解決することである」と述べています。

心は、生存しようとする個人の営みを導くものです。心は、自身が受け取り記録する情報に基づいて活動します。心は「心の映像」と呼ばれるものを用いてデータを記録します。

この映像は三次元で、色、音、におい、その他の知覚を含み、また個人の判断や予想も含まれます。心の映像は心によって、連続して瞬間ごとにつくられています。例えば、朝食のことを想起(思い起こす)してみれば、自分が今朝食べた朝食の映像を事細かに見ることができるでしょう。同様に、先週起きたことの映像を想起して再現することができたり、過去のずっと以前にさかのぼった出来事を想起することさえできるでしょう。

そうした心の映像は、実際にはエネルギーからできています。この映像には質量があり、空間中に存在し、非常に明確な一定のパターンに従って作用します。その最も興味深い点は、心の映像は人が何かを考えた時に出現するという事実です。例えば、人がある犬のことを考えると、その犬の映像が浮かびます。

こうした映像がどのように心に保存されるかについては「時間の軌跡」のセクションで取り上げます。